喘息発作の季節性:晩夏から秋にかけて発作がよく起こる
- 喘息(ゼンソク)アレルギー

喘息(ゼンソク)の患者は、自律神経の働きが弱体化しており気候の変化に敏感です。特に夏の終わりから秋は発作が頻発する季節で特に気を付けなければいけません
ぜんそく発作で特徴的なことは、その「季節性」で、晩夏から秋にかけて喘息発作が起こりやすいという点です。ぜんそく児について、年間の発作発生頻度を調べた研究があります。この研究報告を見てみると、発作は9月と10月に集中して起こりやすく、反対に、発作が起こりにくいのが1月、2月、7月、8月です。と言いましても、この喘息発作の季節性は、抗原(アレルゲン)の種類とも関係するので、必ずしもこのとおりに発作が起こるわけではありません。近年は、気候の温暖化のために秋の喘息(ゼンソク)は減少しました。
感染型の喘息(ゼンソク)は冬に悪化することが多いですし、通年性に喘息発作が起こるタイプの喘息もあります。通年性というのは、文字通り、年間を通じて特にこの時期ということはなく、平均して発作が起こるタイプです。抗原(アレルゲン)と季節性が最もはっきりしているアレルギー病は、花粉によって起こるアレルギー症状の「花粉症」です。この場合には、春先や秋口の花粉が飛散するシーズンに発作が起こりやすいのです。しかしながら、花粉で起こるアレルギーは、喘息(ゼンソク)よりアレルギー性鼻炎に多いのです。
それでは、ぜんそく発作が、9月、10月に多い理由は、いったい何なのでしょうか。たとえば、ダニとの関係をあげる人もおられます。ダニは、最近、喘息(ゼンソク)の抗原(アレルゲン)として注目されているもので、皮膚テストをおこなうと、喘息(ゼンソク)の人の50パーセント以上が陽性の反応を示すとも言われています。このダニやそのダニの糞(フン)や死骸など発生のピークが9月、10月あたり、だからこの頃に発作が起こりやすくなるといわれています。しかしながら、一般的には、気温や湿度、風などの気象条件がこのシーズンに発作を起こしやすくすると言われています。
喘息(ゼンソク)の患者さんは、自律神経の働きが弱く、なかなか気象条件に合わせて身体を反応させることができません。そのために、気管支が過敏になり、ぜんそく発作を引き起こしやすくなると考えられています。ぜんそくの人には、よく台風が近づくと発作で分かるという人がいますが、気象条件も、発作を起こす重要な誘因のひとつです。ある医師は、喘息(ゼンソク)の子どもを例に、秋には他の季節に比べ、気道が5倍も敏感になるという研究結果を報告しています。

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