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減感作療法でアレルゲン原因療法:アレルゲンに身体を慣らし、直接的に吸入性抗原に働く

- 喘息(ゼンソク)アレルギー

減感作療法でアレルゲン原因療法:アレルゲンに身体を慣らし、直接的に吸入性抗原に働く

減感作療法は吸入性抗原(アレルゲン)に対する原因療法の効果的な治療法で、数年間継続して行えば、アレルギー症状の7割がたに効果が見られます

 病気を起こす原因に対して、直接的に働きかける治療法を原因療法(根治療法)と呼んでいます。アレルギーの場合、原因療法と言ってもアレルギー体質を完全に変えることはできないので、@アレルゲンを取り除く、A抗原(アレルゲン)に身体を慣らせて、アレルゲンと接触しても喘息発作が起きないようにする、B多少なりとも身体の過敏性を変換する、という3つが、アレルギー治療の原因療法の中心となります。このうち、Aの方法にあたるのが、減感作療法です。抗原(アレルゲン)が特定の食物などの場合には、日常生活から排除することも可能ですが、埃(ホコリ)や花粉など吸入性のアレルゲンは防ぎようがありません。そこで、身体のほうを徐々にアレルゲンに慣らし、接触して喘息発作が起きにくい身体にするのが減感作療法です。
 当然のことながら、減感作療法を行うためには、まずは抗原を特定する必要があります。通常は、皮膚テストやRAST法で抗原(アレルゲン)の検査をおこない、吸入性アレルゲンと断定されたときに減感作療法の対象となります。

 減感作療法は、いったん開始したら、2〜3年は継続するつもりで根気よくおこなうことが何よりも大切です。方法はアレルゲンエキスを使った注射を使います。まず、皮膚の反応が出るか出ないか程度のアレルゲンエキスの濃度を求め、これよりさらに薄いアレルゲンエキスを徐々に増やしながら注射します。ある量に達したならば、今度はアレルゲンエキスの濃度を上げます。こうして徐々に、通常の生活でアレルゲンに触れても喘息発作が起こらないように、身体を慣らしていきます。
 減感作療法で喘息発作が起きにくくなるのは一体どういう原理なのでしょうか。いろいろ説はありますが、ハッキリとしているのは、遮断抗体(IgG)ができることです。遮断抗体がIgE抗体とアレルゲンが結合することを妨げ、アレルギー反応を起こしにくくします。と言いましても、減感作療法の効果は注射をしてすぐに現れるわけではありません。早くても3〜4カ月で、通常は2〜3年間は継続しなくてはいけません。喘息発作が少し軽くなったとか、起こりにくくなったと油断しているとすぐにぶり返すので、注射は根気よく続けることです。
 また、減感作療法を行なっても大量の抗原(アレルゲン)に触れると、やはり喘息発作は起こります。また、抗原(アレルゲン)が複数ある場合には、効果が出にくいと言われています。一般的な有効率は約50〜70パーセントです。しかしながら、花粉など吸入性の抗原(アレルゲン)に対しては、現在、減感作療法が最も効を奏しています。


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