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アトピー性皮膚炎の治療法(外用薬による対症療法)

- 湿疹(アトピー性皮膚炎)・蕁麻疹

アトピー性皮膚炎の治療法(外用薬による対症療法)

外用薬による対症療法

 アトピー性皮膚炎の対症療法は、現在はステロイド(副腎皮質ホルモン)入りの外用薬が中心となっています。ジクジクした急性湿疹や皮膚がびらんしている場合には、クリームやピチロールチンク油などを使用して、皮膚を乾燥させてから、ステロイド入りの軟膏(ナンコウ)を塗ります。逆に、乾燥性の湿疹(シッシン)にクリーム状の薬剤を使用するとよけいカサカサしてしまうので注意しましょう。おうして湿疹の具合を見ながら、ステロイド外用薬の使用を減らしていきます。ステロイド剤を塗る場合には、湿疹部の汗や汚れを取り除き、綺麗に清拭などをしてから塗ると良いでしょう。入浴後は、薬剤が吸収されやすいので、最も塗るタイミングとしては適していますね。患部は敏感になっているので、強くすりこまずに、可能な限り薄く伸ばすようにしましょう。少量でも良く効く成分が入っていますので、塗った後に皮膚がベタベタするようでは塗り過ぎたと判断しましょう。
 痒み(カユミ)が非常に強く、皮膚が敏感になっている場合には、直接的に薬剤を患部にすりこまないで、二枚重ねにしたガーゼの上に軟膏(ナンコウ)を縫って患部に当てると良いでしょう。ただし、絆創膏(バンソウコウ)は皮膚を刺激しますので、この場合には包帯で固定するようにしましょう。
 また、最近は、湿疹(シッシン)が慢性になったり、皮膚がザラザラに厚くなっているような場合には、ステロイド軟膏(ナンコウ)の塗布だけでは十分な効果が得られないため、密封法が行われています。これは、患部に塗ったステロイド剤をビニールのようなもので密封し、その吸収を高めようというものです。最近は、貼布式のステロイド外用薬(プラスチックフィルム)が出ていますので、これを患部に貼っておくと非常に良く効きます。
 このほかに、アトピー性皮膚炎の患者さんには、痒み(カユミ)で夜も眠れないという人がいます。その場合には、抗ヒスタミン剤を服用すると3〜4時間はゆっくりと眠れるでしょう。また、重度の湿疹(シッシン)には、ステロイド剤の内服薬が良く効きますが、これは副作用の危険がありますので、服用期間を一週間程度にとどめることを忘れてはなりません。


◇「湿疹(アトピー性皮膚炎)・蕁麻疹」の記事一覧◇


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