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アレルギー発症の多様性とその原因:症状が人により異なる理由とは

- アレルギーの基礎・豆知識

アレルギー発症の多様性と原因

同じアレルギー体質でも、喘息(ゼンソク)を起こす人や蕁麻疹(ジンマシン)を起こす人など様々で、これは抗原の侵入経路とその戦場の違いに起因します

 アレルギーの患者さんを見ていて、誰もが不思議に思うのは、@なぜ人によって症状が異なるのか、Aなぜ人によってアレルギーを引き起こす原因(アレルゲン)が異なるのか、という二点ではないでしょうか。
 たとえば、Xさんは卵で蕁麻疹(ジンマシン)が出ますが、Yさんは卵で喘息(ゼンソク)の発作が引き起こされます。そうかと思えば、Zさんの喘息(ゼンソク)は、家の中の埃(ホコリ)が原因で引き起こされます。これらに共通していることは、アレルギー反応という点だけであり、症状も異なれば、アレルギー症状を引き起こす原因物質も異なっているのです。だからこそ、アレルギーの原因、つまりアレルゲンを突き止めるにも並々ならぬ努力が必要になります。
 この謎を解くひとつのカギは、アレルゲンの侵入経路にあります。どこから侵入者が入ってくるのか、そしてどこで身体の中の防衛軍との戦いが起こるのか、ということです。アレルギー反応というのは、あとで当サイトの別ページで詳しく述べていきますが、これを撃退しようとする身体の防衛軍との戦いです。ただし、この戦いは通常は、病原菌など身体に悪さをする侵入者に対して行われるのだが、アレルギーの人は、花粉や埃(ホコリ)にまで反応して、過剰な防衛反応を示します。そのため、他の人なら何でもないような物、たとえば食物や花粉を相手に、激しい攻防戦が展開され、これがアレルギー症状として表に現れてくるのです。

  さて、アレルゲンの侵入経路は、大きく分けて次の4つのルートがあります。

 ルート1:呼吸器

 空気とともに、埃(ホコリ)やダニ、花粉、動物の毛などが、呼吸路から体内に侵入します。その途上には、鼻粘膜、気管支粘膜、肺があり、これらの場所でアレルギー反応が起こります。

 ルート2:皮膚粘膜

 アレルゲンと触れたところが、侵入部位になります。皮膚の他、目や口、外陰部の粘膜などもこの中に含まれます。

 ルート3:消化器

 主に食べ物によるアレルギーです。食物は口唇(クチビル)から口を経由して胃腸の粘膜に触れます。

 ルート4:注射器

 これは、注射によって薬物が直接体内に入るケースです。侵入者は、注射によって皮内、皮下、筋肉、血管などに入ります。

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