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アレルギーの4種類の仕組み:各アレルギー症状ごとに異なる起因の仕組み

- アレルギーの基礎・豆知識

アレルギーの4種類の仕組み(アルサス型・遅延型)

アルサス型アレルギー

 アルサス型アレルギーも、細胞溶解型アレルギーと同じように、自分の身体を攻撃するタイプですが、その仕組みは異なっています。細胞溶解型が身体の細胞と外界からの異物がペアを組んで抗原となるのに対し、アルサス型アレルギーは抗原と抗体のカップル(免疫複合型)が、身体の組織に沈着して障害を引き起こします。つまり、この場合には、人体は直接的に抗原になっているわけではないのです。しかしながら、身体の組織で抗原と抗体が猛烈な戦いを行い、強い炎症を引き起こすので、そのとばっちりで身体の組織まで障害を受けるのです。
たとえば、腎炎(ジンエン)などもこのアルサス型アレルギーに該当します。慢性扁桃腺炎(マンセイヘントウセンエン)を引き起こす病原菌に、溶連菌(ヨウレンキン)という菌があります。これと抗体がくっついた組み合わせが腎臓(ジンゾウ)に付着し、激しい攻防をおこなうために腎臓が障害されてしまうのです。
 そのほか、リウマチやエリテマトーデスなど、アルサス型のアレルギー病は、いずれも治療が困難で、難病とされているものばかりです。

遅延型アレルギー

 遅延型アレルギーは、これまでにあげた3つのアレルギーとは異なる枠に入ります。まず、前述した3つの型のアレルギー反応が即時型のアレルギーで、抗原が体内に入ると即座(アルサス型は反応が出るまでに数時間はかかりますが)に症状が現れます、それに対し、遅延型は抗原が侵入してから症状が現れるまでに、24〜48時間程度かかります。ツベルクリン反応を、注射後、48時間経過してから判定するのも、この遅延型の属するためです。
 もう一点の大きな違いは、このアレルギーは、体液性の抗体とは関係なく、リンパ球によって起こるという点です。これはTリンパ球という特別なリンパ球で、これが作るリンホカインという物質によってアレルギー反応が起きます。臓器移植などで起こる拒絶反応もTリンパ球によるものなのです。一般的なアレルギー症状のなかでは、接触性皮膚炎だけがこのタイプに入ります。


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